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たけのこはどう保存するのが正解?冷蔵・冷凍の正しい保存方法と日持ちの目安
春が旬のたけのこ。旬の時季にはたくさん手に入ることが多いものの、アク抜きしたたけのこはどのくらい日持ちするのでしょうか?できるだけ日持ちさせて、最後までおいしく食べきりたいですよね。この記事では冷蔵・冷凍での場合に分けて、たけのこの保存方法をわかりやすくお伝えします。
皮付きのたけのこはすぐにアク抜きしよう!
皮付きのたけのこが手に入ったら、手に入った当日か遅くとも翌日にはアク抜きしましょう。皮付きのたけのこは時間が経つにつれアクが強くなり、えぐみが出てきてしまいます。
アク抜きは、米ぬかや重曹を使って下茹でして行います。米ぬかや重曹と一緒にたけのこを1時間ほど茹で、そのまま冷めるまで置いておきます。その後は水洗いして皮を剥き、冷蔵または冷凍保存をしましょう。
▼たけのこのアク抜き方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
アク抜きしたたけのこの保存方法
たけのこは冷蔵、冷凍のどちらでも保存できます。冷凍すると食感が変わりやすくなってしまうため、使い切る予定があるなら冷蔵保存がいいでしょう。
▼たけのこを保存する際、どうやって切れば良いか迷いますよね。
管理栄養士の石川桃子さんが、部位別におすすめの切り方を解説します。
【冷蔵】使い切れる量なら冷蔵保存がおすすめ(保存期間:約1週間)
たけのこを1週間ほどで使い切る場合、水に浸けて冷蔵庫で保存します。
深めの保存容器や器にたけのこを入れ、たけのこが浸るくらいの水を入れて、フタかラップをします。1~2日おきに水は変えましょう。
たけのこの様子をみて、においやぬめりがなく変色もしていなければ、1週間以上経っても食べられる場合もあります。ですが、水に長く浸けることでたけのこの風味が抜けやすくなってしまうため、なるべく早めに使い切りましょう。
【冷凍】長持ちさせたいなら冷凍保存も可能(保存期間:約1ヶ月)
たけのこがたくさんあって使い切れない場合、冷凍することで1ヶ月ほど日持ちします。
ただし、そのまま冷凍すると、硬くなったりパサパサとした食感になったりすることも。冷凍するときにだし汁に浸けるか、砂糖をまぶしておくことで食感が変わりにくくなるので、ひと手間加えて冷凍しましょう。
だし汁に浸けて冷凍する
たけのこをだし汁に浸けて冷凍することで、たけのこから水分が抜けにくくなります。解凍後は、煮物や汁物などの料理に使いましょう。
薄切りにすると、冷凍しても食感の変化が気になりにくくなります。
薄切りにしたたけのこを冷凍用保存袋に入れ、たけのこが浸るくらいのだし汁を入れます。だし汁は冷ましたものを用意しておきましょう。
この状態で平らにして凍らせます。使うときはだし汁ごと調理します。凍ったまま鍋に入れて加熱してください。
砂糖をまぶして冷凍する
砂糖には保水性があり、たけのこの水分をキープするのに役立ちます。砂糖をまぶして冷凍することで、パサつきが気になりにくくなります。
解凍後は、煮物などの砂糖を使う料理に使えば、甘みは気になりません。味付けの際に砂糖を減らすなどして加減してください。
砂糖をまぶす場合も、たけのこは薄切りにしましょう。砂糖はたけのこ1本(150~200g)につき大さじ1ほど、たけのこ全体にまぶせるくらいの量が目安です。
写真のように、冷凍用保存袋にたけのこを入れ、砂糖をふりかけてなじませます。
解凍するときは、凍ったまま加熱してください。
市販の水煮たけのこを開封したら、どのくらい日持ちする?
市販の水煮たけのこを開封した場合でも、先ほどお伝えした保存方法の通りに保存できます。水に浸けて冷蔵庫で保存する場合は1週間程度、冷凍する場合は1ヶ月を目安に使い切りましょう。
旬のたけのこを使ったおすすめのレシピ
旬のおいしいたけのこを使ったおすすめのレシピをご紹介します。「鶏肉とたけのこの煮物」は冷凍保存したたけのこでもおいしく作ることができますので、ぜひ作ってみてくださいね。
たけのこご飯
鶏肉とたけのこの煮物
そら豆とたけのこのガリバタソテー
たけのこを長持ちさせて、おいしく使い切ろう
保存のコツを知っておくことで、たけのこを長持ちさせることができます。正しく保存して、最後までおいしく使い切ってくださいね。
▼旬のたけのこは栄養たっぷり!
意外と知らない?「健康」や「美容」にうれしい効能。
管理栄養士の広田千尋さんが詳しく解説します。
▼食べ過ぎ注意?
たけのこをちょっと食べ過ぎてしまったな…と思った時の身体への影響は?
適量ってどのくらい?
管理栄養士の広田千尋さんが詳しく解説します。